小学生時代②

ACの私が自分を好きになる方法


両親はこのころから、喧嘩ばかりでした。
というより、物心ついた時から喧嘩をしていました。

母が泣き叫び、父が怒鳴る。
母が物を投げ、父が手をあげる。

そんな様子を見ていました。

両親がリビングで喧嘩をしていたら、
私たちは二階に逃げていましたが、
母は、子どもに助けを求めるように、
私たちを追いかけてきました。

警察が自宅に来たこともありました。
母が、110番通報し「助けてください。」と言っていたそうです。
父は警察官をしていたので、肩身が狭かったと思います。

喧嘩の内容は主にお金のことでした。
母は専業主婦だったので、家計はすべて母が担っていましたが、
母はお金の管理ができない人でした。



そんななか、
私が小学4年生のころに弟が生まれました。
私たちは5人兄弟になりました。

そこから、一時的に両親の関係性が修復したかと思えましたが、
やはりお金の問題は深刻で、
喧嘩の日々は続きました。



父の実家に行くと、
母は「あの女」呼ばわりされており、
母の実家に行くと、
「あんたたちのお父さんは…」と悪口を聞かされました。



あのころは、母が泣いている姿が印象的だったため、
父から怒鳴られ叩かれている母の事が、
かわいそうだとばかり思っていました。

喧嘩が終わると、私たち兄弟は母の周りに集まり、
「お母さん大丈夫?」と母を慰めていました。
母から、「離婚することになったら、どっちについていく?」と
聞かれたこともありました。

しかし、離婚すると苗字が変わったり、転校しなければならないため、
それは嫌だと思ってました。

母は子どものことが本当に大好きだったのだと思います。
授業参観はいつも笑顔で来てくれ、美人で自慢の母親でした。


しかし、私は父のことも尊敬していました。
仕事も休まず行き、家族のために稼いでいました。
もともと一人の時間が好きな父が、自分の部屋でゲームをしているのを、
一緒に見る、という時間も好きでした。

父の部屋にはたくさんの本があり、読書が好きになりました。
ONEPIECEが好きになったのも父の影響です。

父の部屋の空間が心地よかったのだと思います。



次回から、中学生時代についてお話します。

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